ママは食品添加物気にしすぎ!?情報を見極めるヒントになる「食と健康の未来フォーラム」視聴レポート

 
育児中ママ
子育てで忙しいから、料理は楽して用意したい!
だけど市販の惣菜買う時に、食品添加物が気になる。。。
育児中パパ
食品添加物について詳しくないので、何を信じたら良いかわからない
こんな疑問・悩みを解決するヒントをご紹介します。
 

✔食品添加物について、妊娠前と後で変わった意識

独身の頃や妊娠前は、多少気にして成分表を見るものの、そこまで食品添加物について熱心に考えることはありませんでした

子どもを出産してからは、なるべく無添加で手作りのものを食べさせたいという意識が強くなりました。

その一方で、

 
エル
すべてのご飯を無添加で作るのは大変すぎるし、市販品も取り入れたいから、食べても大丈夫&健康に影響ない添加物が知りたいなぁ

と、子どもが生まれてから2つの思いの板挟みになっていました。

✔『手作りで栄養のある無添加のご飯を食べさせたい思い』
『食事作りを楽にしたい思い』

 

先月、味の素さんにお声がけいただき、味の素さん主催のトークパネルイベント「食と健康の未来フォーラム」を視聴しました。

1人の親としても、以前から関心のあるテーマだったので、今回イベントを視聴し、その感想や学びを本記事にまとめました。

 

✔この記事の内容

✔食品添加物について考えるイベント「食と健康の未来フォーラム」の概要
✔食品添加物を正しく知るために必要なこと
✔情報社会での情報の見極め方について

この記事を読むことで、

・食品添加物について「親視点の悩みを解決をする切り口」
・情報社会における「情報の取捨選択の考え方のヒント」

を知ることができます。

 

✔この記事を読んでほしい人

✔料理は楽したい&惣菜は買いたいけど、添加物は抑えたい人
✔すべて無添加の御飯作るのは、大変すぎる人
✔食べても大丈夫&健康に影響ない添加物を知りたい人
✔情報の取捨選択のコツ、ヒントを知りたい人

将来子供には「自分の頭で思考して、情報を取捨選択して判断できる人間」になってほしいと思っています。

自分の頭で考える大切さを伝えるなど、食品添加物のテーマを親自身が考えることで、子供の教育・食育的にもプラスになるのではと思いました。

 
エル
この記事は、味の素さんからお声がけいただいた案件ですが、1人の子持ちの親として長年関心事のあるテーマなので今回視聴することにしました。

同様に悩んだことのある親御さんにはぜひ読んでほしいと思います。

 

食品添加物について考える「食と健康の未来フォーラム」とは?

食品添加物について考える「食と健康の未来フォーラム」とは?

「食と健康の未来フォーラム」は味の素株式会社主宰のトークイベントで、今回のテーマは『食品添加物』です。

最初にイベント主催者や開催日時、トークテーマ、問題意識、登壇者などについてまとめました。

食品添加物について考える「食と健康の未来フォーラム」概要

イベント名「食と健康の未来フォーラム」
テーマ食品添加物のこと、考えてみませんか?
〜私たちはどうして「無添加」が気になるのだろう〜
イベント主催味の素株式会社
イベント日時2020年8月31日(月)※
19:00 開始(約2時間予定)
イベント内容トークディスカッション+質疑応答

※本イベントは終了しました。この記事はイベントのレポート&感想記事です。

 

食品添加物について考える「食と健康の未来フォーラム」イベントの魅力

 
エル
本イベントを視聴したいと思った理由は2つあります

1つは、食品添加物や情報の専門家の話を聞いて、普段の食事や買物を考えるヒントにしたいと思ったからです。

私自身が2人子育て中で、食品添加物に関心があるので、本やネット、テレビ以外の情報を得る場として、視聴しようと思いました。

2つめは、普段から疑問に思っていることを、アンケートフォームで質問できるからです。

本イベントは、登壇者がそれぞれの立場や専門家的知見からディスカッションし、質疑応答もあるため、気になることを聞こうと思いました。

 
エル
ちなみに私がした質問は『食べても大丈夫な食品添加物と、絶対に避けるべき食品添加物について知りたい』というもの
これについては、フォーラムの第二部で回答いただいているので、後述を御覧ください。

 

食品添加物について考える「食と健康の未来フォーラム」登壇者紹介

今回のイベントの登壇者プロフィールについてまとめました。

名前画像職業・所属どんな立場か
スザンヌさん画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 4b6e6802ac768c4421ff1aea6484a18d.jpgタレント主婦代表
唐木 英明 氏
(からき ひであき)
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: b47f8b8ed4d7b5d4452da7ba8305fdb1.jpg東京大学名誉教授
公益財団法人食の安全
安心財団理事長
食の安全・専門家
小木曽 健 氏
(おぎそ けん)
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: ebaa3faa1cce565cb65974cbab0b6b58.jpg情報リテラシー専門家情報リテラシー専門家
中村 育子 氏
(なかむら いくこ)
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 056b94932978695f0e38a9c0ddd51d89.jpg管理栄養士・在宅訪問管理栄養士
医療法人社団福寿会慈英会病院
在宅部栄養課課長
病院や介護の場で
働く管理栄養士
斉藤 俊二 氏
(さいとう しゅんじ)
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 8e0a9dc29a8b7156d7122ffcf3bebb19.jpg株式会社セブン-イレブン・ジャパン
QC・物流管理本部
QC部統括マネジャー
コンビニ大手事業者
二村 睦子 氏
(ふたむら ちかこ)
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: af3980b433d03e0bf6eeb57d1a471ec5.jpg日本生活協同組合連合会
執行役員 組織推進本部 本部長
日生協役員
下村 健一 氏
(しもむら けんいち)
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: cc3576cf51bde0c313ce3c0e3165ad43.jpg令和メディア研究所主宰
インターネットメディア協会(JIMA)
リテラシー担当理事
大学教授
モデレーター
トーク進行役
西井 孝明 氏
(にしい たかあき)
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 94a0b38b382aaa1e40e15fe8725b61a9.jpg味の素株式会社 代表取締役社長イベント主催者

 

食品添加物について考える「食と健康の未来フォーラム」問題意識と背景

イベント「食と健康の未来フォーラム」の問題意識と開催された背景について、味の素の社長の冒頭挨拶をまとめました。

 
エル
ここからは、実際のトーク内容と視聴時の私が思ったことを交えてご紹介します

イベント「食と健康の未来フォーラム」の問題意識

西井社長
現代は、情報があふれる中、正確な情報を見分けるのが困難な時代です。
西井社長
食の安全性や有用性もその一つで、安全情報についても、不確かな情報が多く、fake newsに惑わされるリスクもあります。
西井社長
食を楽しみ、健康な生活を目指すための正確な情報を分かち合うための場、疑問に思うことを納得するまで話し合う場所が必要なのでは?

という問題意識から、今回のフォーラムを開催するに至ったそうです。

 
エル
なるほど、確かに食品についての正確な情報は知りたいかも

 

イベント「食と健康の未来フォーラム」の背景

西井社長
我々食品メーカーには食品添加物は欠かせないものになっているが、食品添加物への不安が解消されていない現状があります。
※味の素商品:うま味調味料、ほんだし、など家庭用食品、外食用食品etc…
 
エル
な、なんだってー!やはり加工食品は食品添加物もりもりなのか。。。食べる気失せるかも…
西井社長
食品添加物への不安が解消されていないので、安心して食べられるように疑問や不安を解決したい
 
エル
と言われましても、、、いきなり味の素さんのPRのためのトークイベントになりそうな予感…(※)
※ちなみにモデレーター下村さんも、第一部の冒頭でストレートに突っ込んでくれたので、この心配は杞憂に終わりました。
 
西井社長
食品添加物は欠かせないと申し上げましたが、例えばとうふを固める時の「にがり」あれも食品添加物です。
 
エル
確かに、にがりなしの豆腐ってただの豆乳ですね。
味の素さんの企業活動のために欠かせないって意味じゃなくてちょっと安心。。。
 

 

食品添加物に対する人々の認識やアンケート結果

食品添加物

第一部の冒頭で街の人々にインタビューしている様子や、アンケート結果をまとめました。

食品添加物に対する、一般の認識がわかります。

Q.食品を購入する際に「無添加」の表示があるものとないもの、どちらを選びますか?またそれはどのような理由ですか?

Aさん
なるべく、無添加の方を選びます
Bさん
授乳しているので、断然無添加
Cさん
無添加ですね、あとは価格とのバランス
Dさん
日持ち云々を考えなければ無添加
Eさん
あんまり気にしない。無関心
Fさん
赤ちゃんにどんな影響があるかわからないから無添加
Gさん
無添加。小さい頃から親に添加物入っていないほうが良いよと言われて、確認するようにしている
Hさん
発ガン性物質があったり、健康に悪いイメージなので、無添加の方がいい

アンケート結果

食品表示を参考に購入するデータとしては、なるべく無添加が半数(51%)

二村さん
売り場に立ってみると、量が違ったり大きさが違ったり、全く同じ条件で無添加かそうでないかという商品はあまりないので、オレンジと黄色の人は実はあまり違わないのでは?
唐木さん
絶対に無添加を買う人と、同調圧力で無添加を買うと回答している人がいる
唐木さん
知識の中で不安という人が4割、買い物の行動にまで現れる人は1割という面白い結果でした

 

食品添加物について考える「食と健康の未来フォーラム」第一部の内容

フォーラム第一部の様子

第一部のディスカッション内容についても、各パネリストのコメントやトピックと詳細についてまとめました。

第一部の要約:「食品添加物について、みんなはどのような認識なんだろうという確認」

 

「食と健康の未来フォーラム」第一部 パネリストのコメント

街の人々の街頭インタビューやアンケート結果についてのパネリストのコメントをピックアップしてご紹介します。

食品添加物についての認識はどんな感じですか?

スザンヌさん
私は無添加についてはゆるい考え方、一日一食は栄養のあるものを、温かいものを温かいうちに、楽しく美味しく食事できたらいいかな
スザンヌさん
商品が2つ並んでたら無添加を選ぶかなくらいの感覚です。親もあれこれ添加物については言わなかったので
 
エル
添加物への認識は、まわりの影響もありそうだなぁ

ウインナーは毎日食べさせない方が良いのか?

スザンヌさん
SNSで毎日食べさせてるという投稿に「毎日は食べさせない方が良いんじゃない?というコメントがたくさん来た
スザンヌさん
他にも、ママ友同士で会うときに、手作りのおやつしか食べさせない親もいて。子供は欲しがるけど挙げるわけにいかず、最初に断りを入れておやつは持参してもらったり、手作りのお店でランチしたり

 

一人ひとりの食品添加物への意識が違う

二村さん
生協に対する、全体の問い合わせの5%未満が食品添加物などの問い合わせで、一定数問い合わせはあります
二村さん
COOPには、単純に無添加という表示はしないという自主基準があります
 
エル
コ独自基準を設けていても、実際に生協に問い合わせがあるってことは不安に思う人いるんだなぁ
唐木さん
例えば、森永ミルクヒ素事件など、実害がある記憶が残っているから
唐木さん
添加物が嫌われるのは、化学物質だから。今は大丈夫なのに、事件によって昔の記憶が未だに残り、添加物が嫌われている
唐木さん
昔とだいぶ認識が違う。昔は科学はいいものだった。
下村さん
その時は鉄腕アトムとか科学の子というのはポジティブなイメージがありましたよね
 
エル
時代でこんなに認識が違うのが面白い

 

「食と健康の未来フォーラム」第一部 トピックと詳細

第一部で出たトークの論点をまとめました。

なぜ無添加を選んでいるのか?

・授乳しているから
・食品表示をいつも見ている
・できれば食品添加物が入ってないものを
・子どもができてから
・身体に良いものではないという認識
・入っていないほうが健康になれる

スザンヌさん
添加物はかごの下に、無添加は見られても良いようにかごの上にみたいな変な見栄があったのかも
スザンヌさん
無添加を買っている自分に安心感、みたいな
二村さん
生協にもテレビやインターネットでこういわれていたけど使っているんですか?大丈夫なんですか?という情報で質問している人が多い
唐木さん
情報に影響される人が多い。
下村さん
どうせなら安全な方が良いけど、必要以上にお金を払ったり、原発事故のときに必要以上に遠くに逃げたり、それが必要であるならば絶対やるべきなのだけれども、もし自分の信じている情報がそこまでやらなくて良かったなということになったら、それは少しもったいないことだと思います
下村さん
どこから情報取るのかというのが大事になる。味の素さんが大丈夫という発信が足りていないか、届いていないのでは?
 

「どこが不安の源なのか?」を聞くことからはじめる必要性

唐木さん
人間は本能的に危険には敏感だけど、安心情報は無視する。無視しても何も害がないので。安全情報出していても届いていないのでは

下村さん
『添加物への警戒心』と『無添加への無警戒』というのがありそうですね
唐木さん
人加工品を完全無添加で作るのは難しい。色素剤を使っていないとかで無添加表示する、なんちゃって無添加がある。確かに無添加への警戒がない
二村さん
COOPでは、単純に無添加という表示はしないという自主基準があります。無着色・無漂白というくらいの表示で、無添加という表示はほとんどしていないと思います。なぜその表示をするのか理由がはっきりしていないと、フェアではないと思います。
下村さん
何を言っているかより誰が言っているかがポイントになっていそう
唐木さん
普通の人間関係でもそうですけれども、信頼している人の言うことはすぐ信じます。信頼していなければ、言うことを聞きません。ですから無添加も同じできちんと説明をして、こういうものを無添加といいますと言えば信頼できると思います
 

食品添加物について考える「食と健康の未来フォーラム」第二部の内容

第二部の要約:「食品添加物の認識がずれていることについて、どのようにすり合わせていくのか」

西井社長
思った以上に曖昧な受け止め方をされているというのがわかりました
 

食品添加物は、食品メーカーについて欠かせないもの

フォーラム第二部の様子

下村さん
欠かせないものとおっしゃった瞬間に多分聞いている人の多くは、それは作っている会社がつぶれないために欠かせないものなのじゃないのと、メーカー側の理論じゃないなと思う方も結構いるんではないかなと思います。そういう文脈でおっしゃったのではないということですよね
例)とうふを固めるにがり、うま味調味料の主成分のグルタミン酸ナトリウム、酸味料、酸化防止剤など
西井社長
グルタミン酸ナトリウムは、調べると古代ローマ時代の食品の中にこの物質が見つけられるという事ですから、人類の歴史とほとんど変わらない位食べているという事は間違いないことだと思います
下村さん
メーカーのために流通に便利とか、効率に良いからとか、メーカーのためにだけに食品添加物があると思っている方が相当いると思いますが、いやそうではなくてみんなの為にもあるのだよということなのですね

 

「食と健康の未来フォーラム」第二部 パネリストのコメント

小木曽さん
どっちを選ぶか聞かれたときに、無添加って答えたほうが説明が楽。社会的評価が下がらない
下村さん
絶対大丈夫という主張が拒否されるのはどうしたら良いの?

唐木さん
化学や食品添加物の知識を持つだけでも、変わるかもしれません。最低限の知識は必要です。
唐木さん
例えば、食品添加物は一生食べ続けても身体に害のない非常に微量しかいれることを許されていないことや、発ガン性物質や体内に蓄積する物は使っていけないことなど
唐木さん
でも消費者が自分たちで測定したりできるわけではないですよね、原発事故の放射能のときのように
唐木さん
科学者や行政が言うことを信頼するしかない

唐木さん
情報発信者が信頼を得られる情報発信方法をとるしかない

下村さん
中村さんは、食品添加物について何か伝わっていないなという事例はありますか?
中村さん
在宅医療の場でも食品添加物は良いのか悪いのかはよく聞かれる
中村さん
食品添加物が国が認可していることが質の担保だと思っていますと、人々の不安感を払拭できるように話をします。
 

食品添加物がないと困る場面とはどういう場面か?

下村さん
食品添加物がないと困るというときはありますか?
中村さん
病気の人の食事で、食欲を増すために食品添加物が使われたりする。減塩で味気ない時にうま味調味料をつかったりや、糖尿病で砂糖の代わりに甘味料で満足感を出すなど。食べれないと低栄養のリスクもあります
中村さん
コロナで頻繁に買い物に行けない時、保存料がないと食品が腐ってしまうので、食品添加物は必要と考えています
下村さん
食品添加物についてセブンイレブンはどういうスタンスなんですか?

斉藤さん
2002年くらいからセブンイレブンは保存料・合成着色料不使用ということを訴求したんですが、メディアでコンビニ弁当が不健康という報道が背景にあります
斉藤さん
セブンイレブンの考え方(品質方針)
・作りたての家庭の味
・必要最低限の種類と量
・使用を極力控える
斉藤さん
不使用表示が安全な商品という誤認される可能性があるが、使わない代わりに工場できめ細かい衛生管理が必要で、きめ細かい努力をしているが、それがなかなか伝わらないというのを課題に感じています
下村さん
セブンイレブンは脱添加物の方に動いているんじゃないかと思いますが?
斉藤さん
保存料合成着色料不使用など様々な取り組みはありますが、添加物の有用性は当然理解し、添加物を不安に思うと言うお客様の心理についても理解した中で、やはり適正に添加物を活用していくということを心がけていると考えていただければと思います

西井社長
自宅で作る時は、素材から作って食品添加物が不要だが、販売形式によって、商品の必要な保存状況は変わる、その商品ごとに食品添加物の使われ方は変わるのでは良いのではないか
西井社長
どういう使い方をしているか明記しないで、無添加とだけ書いて、なんとなく優良誤認するようなPRの仕方はどうかなと。そこに課題があるのではと思います
 

アンチ食品添加物を3タイプに分けると?

下村さん
アンチ食品添加物の考え方をする人にも3つ型があるのでは?

★あおって儲け型「危ないぞ!」   →煽られないよう情報を見定める眼力を!
★科学型(別データを持ち出して)  →データの捉え方について議論を!
★思想・主義型           →お互いの主義思想の尊重・共存を!

唐木さん
食品添加物に限らず、非常に多く問題に共通した問題です(例えば:捕鯨など)議論できるのは真ん中だけ

小木曽さん
健康、食事、育児、教育、これらは非常にフェイクニュースが作られやすい分野なのです

小木曽さん
作っている側にとっては当たり前でも、そこから説明する必要があるのかなと
下村さん
当たり前だと思わず、もっとちゃんと説明してよという部分でも、味の素さんとしては説明してこられたつもりなのだと思うのですよ。何がずれているのかと。不安がっている人たちのためにももう少し知りたいですね。何が足りないのか

西井社長
70、80年代は公害によって、食品添加物は安全だという主張をすると袋叩きに合ったんです

斉藤さん
2000年代、コンビニ弁当体に悪いという風潮。主張しようとすると逆風が強いんですよ

利用者との信頼関係が回復できる方法は、対話の場があれば、伝えられないもどかしさをなくせるかもということでした。

「食と健康の未来フォーラム」第二部 トピックと詳細

ここでは、第二部で出たトークの論点を整理しました。

間違った科学

唐木さん
食品添加物を多量に実験動物に投与して出たデータを、そのまま人間でも同じように危険があると、飛躍した論理で誤認させてる
水中毒の例、塩分のとりすぎなども。
 
エル
なるほど、実験動物(例えばハツカネズミ)の体重は数十グラムしかないけど、そこから出たデータを人間の成人体重に当てはめるのは無理があるということですね
 
エル
それ以前に、発がん性物質がない水や塩でも、人間が多量摂取したら死ぬわけだから、分量も考えないといけないわけだね

西井社長
安全性を証明したものでないと、食品添加物として認められません
 

具体的な質問へ回答することの大事さ(例:ソーセージ毎日でも大丈夫?)

スザンヌさん
美味しく楽しく食べることも大事なので、気にするときと気にしない時のバランス

スザンヌさん
起こらないことの心配ばかりすること、起こってからでも解決するし、食事の中で何を大事にしているかは家庭によって違うから、家庭で話し合って食卓が楽しくなるようにしたらいいのかなって

小木曽さん
嘘やデマを除外する技術は必要だと思います。そのうえでどれを選んだら良いかは好みの問題
小木曽さん
最後自分が幸せになる情報を選べばいいと思います

膨大な情報を適切に受け取るためのヒント・技術とは?

下村さん
今大学でも進めている小学校の教科書等、情報をしっかり受け取るための4つの疑問(ソウカナ)をご紹介します

・まだわからないよね?    ソクダン(即断)するな
・意見・印象じゃないかな?  ウノミ(鵜呑)するな
・他の見え方もないかな?   カタヨル(偏る)
・隠れているものはないかな? ナカ(中)だけ見るな(スポットライトの外は?)

下村さん
Fact(事実)かOpinion(意見)かを、ごっちゃにせず鵜呑みにしないで分けましょう
下村さん
これをやるだけで振り回されなくなるのではないかなという気がしています
味の素さんは企業側の発信は今後どう展開されますか?
西井社長
食品添加物に対する具体的な疑問を解決するために、今後も本フォーラムを整えていきたい
 

まとめ

 
エル
このイベントを視聴して、重要だと思ったことをまとめます
✔食品添加物を正しく知るために必要なこと
  • 食品添加物は結局危険なの?安全なの?
    ✔ 国に認可されたものでないと使用が認められない
    ✔ 一生食べ続けても身体に害のない非常に微量しか含まれていない
    ✔ 動物実験で多量に投与されて悪い結果が出たものを、そのまま人間に当てはめる論理は飛躍している

✔情報社会での情報の見極め方について

  • 食品添加物に対する認識は消費者間や、消費者と食品メーカーの間でも違う
    ✔ 主義・思想的なものは、お互い尊重することが必要
    ✔ 科学データを違うところから持ち出した場合は、議論が必要
  • 認識の差はどこから生まれるのか
    →受け手側:情報を見極められていない
          Fake newsや危険情報に飛びつきがち
          安全情報は無視しがち
          実害の記憶でバイアスがかかる
    →発信者側:当たり前のことを受け手側に説明できていない
          なぜ必要なのかを情報発信できていない

▶結果として、情報の受け取り方のトレーニングが必要になる

 
エル
このレポートが、食品添加物について考えることが、情報社会でどのように情報を判断するかのきっかけになればと思います
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