この記事を読んでわかること
✔ モンテッソーリの色板の概要・取り組み方
✔ モンテッソーリの色板の手作り方法
✔ モンテッソーリの色板を買える場所
こういう方向けの記事です
✔ モンテッソーリの色板のやり方を知りたい
✔ モンテッソーリ教具を手作りしたい
✔ モンテッソーリの色板を安く買える場所を知りたい
手作りできる?買える場所は?
折り紙で簡単に手作りできるモンテッソーリの色板 【画像解説&色一覧付き】
色板とは、モンテッソーリの感覚教具の代表的なもので、色の濃淡や明度の違いを通して、色彩感覚を養うおしごとです。
モンテッソーリの色板の概要
簡単に、モンテッソーリの色板の概要をまとめました。
カテゴリー | 感覚教具 |
教具の目的・効果 | 色の濃淡や明度を通して、色彩感覚を養う |
対象年齢 | 3歳〜3歳半(第1、2の箱) 3歳半〜4歳(第3の箱) |
教具の構成 | 第1の箱:全6枚 第2の箱:全22枚 第3の箱:全63枚 |
値段 | 1万円弱〜3万円 |
モンテッソーリの色板の構成
モンテッソーリの色板の各箱ごとの特徴をまとめました。
箱 | 枚数 | 色の構成 |
第1の箱 | 全6枚 | 3色が2枚ずつ(赤青黄) |
第2の箱 | 全22枚 | 11色が2枚ずつ (赤・青・黄・橙・緑・紫・桃・茶・灰・黒・白) |
第3の箱 | 全63枚 | 9色が7段階の明度に分かれて7枚ずつ (赤・青・黄・橙・緑・紫・桃・茶・灰) ※灰は白から黒への変化 |
モンテッソーリの色板を手作りする方法
今回は折り紙を使って、第3の箱を手作りすることにしました。
モンテッソーリの色板を手作りするのに必要なもの
今回、第3の箱の色板を手作りするために購入したものをまとめました。
折り紙(100色)
折り紙はこちらを採用。
最初、100均(DAISO)で折り紙を探しましたが、最大50色のものしかなく、第3の箱(63色)には及ばなかったため、色数の多い折り紙を探しました。
1色1枚ずつしか入っていませんが、かなり色々な濃度や明度の折り紙が揃っているので、だいぶ教具に近い色のものを再現できました。
名刺サイズのカード1枚(長方形で作りたい場合)
折り紙をおる時に、長方形で全て同じ大きさに揃えたかったので、名刺サイズのカードを1枚用意しました。
正方形で作りたい場合は、メンコの折り方で折れるので、カードは必要ないです。
ラミネーターとラミネートフィルム(補強したい場合)
今回作る色板の材料が折り紙なので、子どもが扱ううちに、ほぼ100%握りつぶされたり、水にふやけたり、汚れたりします。
それを防ぐために、折り紙をラミネート加工して、補強しました。
モンテッソーリの色板の折り方
折り紙で長方形の色板を作る手順をまとめました。
手順 | イメージ |
①折り紙の下から3~4を上に向かって水平に折る。 | |
②写真のようにカードを当てる。 | |
③カードを包むように左右の紙を折る。 | |
④カードを包んだ状態で、折り紙を上に折る。 | |
⑤折り紙の余った部分に向かって、さらにもう一回折り上げる。 | |
⑥カードを抜いて、折り紙の余った部分を隙間に折り込む。 | |
⑦完成。 |
モンテッソーリの色板(第3の箱)で使った折り紙の色一覧
今回、色板(第3の箱)を作る時に使用した折り紙の色をまとめました。
色系統 | 使用した折り紙の色(薄い→濃い) |
赤 | さくらがい、サーモン、さんご、しゅいろ、とまと、あか、ストロベリー |
青 | ベビーブルー、うすみず、みず、うすあお、そら、コバルトブルー、あお |
黄 | きなり、アイボリー、クリーム、きすいせん、きいろ、ひまわり、やまぶき |
橙 | ピーチ、あんず、うすだいだい、きだいだい、にんじん、みかん、だいだい |
緑 | やなぎ、わかば、わかみどり、わかくさ、エメラルドグリーン、みどり、ビリジャン |
紫 | ラベンダー、オールドローズ、アメジスト、ふじ、ききょう、すみれ、むらさき |
桃 | ベビーピンク、さくら、コスモス、うすもも、もも、ローズ、ぼたん |
茶 | ベージュ、かれは、かばいろ、れんがいろ、ちゃいろ、こげちゃ、チョコレート |
灰 | しろ、はいいろ、ぎんねず、ねずみ、くろ |
白から黒のグラデーションは、濃い灰色の折り紙がなかったので7段階ではなく、灰系統だけ5段階になっています。
モンテッソーリの色板の取り組み方
色板のおしごとの提示方法についてまとめました。
色板のおしごとをする時は、色の部分には手を触れず、端の木の部分を持つようにして練習します。
今回手作りしたものは、ラミネート加工したので透明な部分を持つようにしました。
モンテッソーリ色板の提示方法(第1の箱)
箱から色板を取り出してランダムに並べ、同じ色をペアリングします。
赤い色板を置いたら、横に同じ色の赤い色板を置きます。
次に、黄色の色板を置いて、横に同じ黄色の色板を置きます。
最後に、青色の色板も置いたら、横に青色の色板を置きます。
すべて終わったら、箱に丁寧に戻します。
モンテッソーリ色板の提示方法(第2の箱)
第1の箱と同じように、箱から色板を取り出したら、同じ色を探してペアリングして置きます。
すべて終わったら、箱に丁寧に戻します。
モンテッソーリ色板の提示方法(第3の箱)
①箱の中から、1色の色系統のグラデーション色板7枚を取り出します。
暗い色の色板から、明るい色の色板に、順番に並べ替えていきます。
②箱の中から取り出した色板と同じ色を探してみます。
終わったら、箱に丁寧に戻します。
モンテッソーリの色板を購入できる所
Amazonで、モンテッソーリ教具のブランドの色板が購入できます。値段はけっこうします。
こちらは、海外製のものです。価格は安めですが、見た所日本製とあまり変わらないようです。
まとめ
全く同じではありませんが、今回ご紹介した材料で安く色板を手作りできます。
使用した折り紙の色も全てリストアップしています。
折り方も複雑ではないので、色板のおしごとに気軽に取り組みたい、子どもに色彩感覚を持たせたい方はぜひ作ってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。