今回は、おうちモンテで簡単にできる『色分け』のおしごと方法についてまとめてみました。
我が子も、2歳前後で色の名前を覚えるようになり、最近さらにおしゃべりになって物を指差しては色を連呼します。
なので、100均グッズで揃えられるもので『色分け』のおしごとを作ったところ、とても夢中になりました。
単なる『色分け』だけでなく、”あるもの”を組み合わせて使うことで、教育効果を倍増できるので、記事後半でご紹介します。
✔本記事の内容
✔ 色分けのおしごとに必要なもの
✔ 色分けのおしごとのやり方・様子
✔ 色分けのおしごとの教育効果
モンテッソーリ『色分けのおしごと』について
モンテッソーリの「色分け」のおしごとについて、簡単に概要をまとめました。
モンテッソーリの『色分け』はいつから始められる?
個人差はあると思いますが、1歳後半~2歳前後にから始めると良いと思います。
この頃には、色の名前を覚えたり、おしゃべりでコミュニケーションとれるようになったりします。
他にも『同じ』や『違う』といった概念も理解し始めるので、この頃に『色分け』できる環境があると夢中になると思います。
モンテッソーリの『色分け』のおしごとに必要な物
「色分け」をする時に必要なものをまとめました。
✔ 複数色があるもの
✔ カラーカップや容器
✔ スプーンやトング(あってもなくてもOK)
✔ 空き容器(あってもなくてもOK)
複数色があるもの
複数色があれば、手芸用ボール、積み木、ボタン、ビーズなど、なんでも使えます。どれも100均で手に入ります。
最初は2~4色で用意したり、慣れてきたらもっと色の数をふやしてもいいと思います。
カラーカップや容器
分けたいものと同じ色のカップを用意します。
もし、欲しい色のカラーコップがない場合は、こんな方法もあります。
- 大きめの箱に仕切りをいくつか作る
- 箱の底の各仕切られたスペースに色分けしたい色の折り紙を貼る
この方法だと、難易度上げたい場合や、色が4色以上の時(例えば10色)を色分けしたい時も、容器を用意できます。
スプーンやトング(あってもなくてもOK)
基本的には、色分けする時は、素手で色分けするので問題ありません。
手首や指先の練習をしたい場合は、スプーンで掬ったり、トングで挟んだりすると、難易度をあげてチャレンジできます。
空き容器(あってもなくてもOK)
色分けしたいものが散らばらないように、用意しました。
家にある使っていない大きめのタッパーなどをつかってもいいと思います。
モンテッソーリの『色分けのおしごと』の実際の様子
『色分け』の手順① 事前準備
色分けしたいものをすべて同じ容器にごちゃまぜに入れ、カラーカップは並べておきます。
『色分け』の手順② 素手で色分けする(レベル①)
まずは素手で色分けしてみます。
始めてチャレンジする時は、大人が手本を見せてあげるといいです。
教具に取り組む詳しい方法を知りたい場合は、以下の記事の『教具に取り組む時のポイント』も併せてご覧ください。
『色分け』の手順③ 完成
すべて色分けし終えたら完了です。
『色分け』の手順④ スプーンやトングで色分けする(レベル②)
素手ではなく、道具を使って色分けしてみると、手首や指先を使ったトレーニングも合わせてできます。
トングを使う時は、トングの持ち方でもいいですが、お箸の持ち方でトングを持って使うと、お箸で使う3本指(親指、人差し指、中指)の筋肉を鍛えることができます。
うちの子どもが、大人のマネをして箸を使いたがろうとしたのが2歳ごろだったので、その頃に合わせて用意するのでも良かったかなと思います。
『色分け』の手順⑤ 難易度を上げて挑戦してみる(レベル③)
スプーンやトングなどの道具を使って、色分けできるようになったら、ステップアップしてチャレンジすることもできます。
✔ 色の数を増やしたり
✔ 色分けするものの大きさを小さくしてみたり
✔ 色分けする時の道具をピンセットや箸にしてみたり
などをすることで、難易度をあげて挑戦できるようになります。
モンテッソーリの『色分け』の教育効果
具体的に3点まとめてみました。
『色分け』の効果① 同じものを見つける
色が同じという概念を理解しないと、色分けするものを、同じ色のカップに入れることができません。
色という概念と、『同じ』か『違う』を理解するとできるようになります。
『色分け』の効果② 仲間わけする
同じ色は同じところに、違う色と混ぜないということを理解して、仲間わけができるようになります。
『色分け』の効果③ トングを使って、お箸を持つ練習にも
実は、トングはお箸の練習を始める前にとても役立つ道具です。
100均のシュガートングなら、握力が弱くても握ることができるので、まずは正しい3本指の持ち方を練習するのに最適です。
まとめ
上記でご紹介した『色分け』することで、子どもがちょうど分類や色の概念を理解し始める頃なので、様々な教育効果が得られます。
色分けのおしごとに必要なものと、おおまかな手順について簡単にまとめます。
✔ 色分けしたいもの複数個&カラーカップ
✔ 素手で色分けする
✔ 道具を使って色分けする
『色分け』をするのに木のおもちゃなどもありますが、必ずしも高いおもちゃを買う必要はありません。
100均グッズで十分揃えられるので、おうち時間の過ごし方に悩んでいたり、おうちモンテッソーリを手軽に始めてみたい人にはおすすめです。
読んでいただき、ありがとうございました。