こんな悩みを解決します。
「台所育児」は、子どもが親の手を借りずに自分で料理をすることです。
子どもを見ているとおままごとも好きだけど、台所で本物の調理をすることにすごく興味関心があるんだなと思いました。
休日はゆっくり時間を取れますが、平日は難しいので、包丁なしでも少しでもできる料理のお手伝いをピックアップしてみました。
この記事を読むことで、包丁なしでもできる台所育児の例を知ることができ、調理時間中に子どもをテレビに任せなくて済むようになります。
✔本記事の内容
✔ 包丁なしでもできる台所育児の例7選
✔ 台所育児がオススメな年齢と参考書籍
✔ 台所育児に使える踏み台:ラーニングタワー
包丁なし台所育児7選!1歳半から食事用意を子どもの学びの場に!
台所育児初めてでも、包丁なしでも手軽にできて、子どももやってて楽しい台所育児の例をまとめてみました。
包丁なし台所育児①レタスちぎり
まずはレタスちぎりから始めるのがオススメです。1歳からでもできます。
指先がまだうまく使えなくても、握りながらでもちぎれます。
包丁なし台所育児②トマトのヘタ取り
トマトのヘタ取りは、3本の指(親指、人差し指、中指)を使って取ることもできるので、指先の訓練にも最適です。
トマトを口に入れた場合、丸いので大きさによっては喉に詰まる可能性があります。
手に持ったものを、むやみに口に入れなくなった年齢からがオススメです。
包丁なし台所育児③卵の殻剥き
我が家の坊ちゃんは卵の殻剥きが大好きです。
卵の殻を剥きやすくするために、茹でたあとは氷水ですぐにしっかり冷やすか、下の穴あけくんで茹でる前に穴を開けておくと、剥きやすくなります。
包丁なし台所育児④ハンバーグ作り
ひき肉に塩コショウをまぶしてこねて、丸く成形します。
生肉を扱うので、手をなめたりしない、大人の話を聞ける2歳〜2歳半ごろからがいいと思います。
包丁なし台所育児⑤クッキー作り
クッキー作りは、2通り方法があります。
✔ 作った生地を綿棒で伸ばして型抜きする方法。
✔ アイスボックスクッキー生地を作って、包丁で切って並べて焼く方法。
分量どおりの、薄力粉、砂糖、バター、卵黄を混ぜてクッキー生地を作ります。
1~2歳が生地を混ぜるのは、かなり力が必要で大変なので、我が家は生地作りまでは大人がやりました。
綿棒で生地を伸ばして、型抜きするところから子どもにやってもらいました。
詳しい内容はこちらの記事でもまとめています。
包丁なし台所育児⑥ピザ生地・パン作り
1から生地を作ってもいいですが、我が家はホームベーカリーがあるので、分量を量った材料をホームベーカリーに入れるのを、子供と一緒にやりました。
1~2歳は、量ったものを容器にいれるだけでも、あけ移しのおしごとの練習になります。
あけ移しのおしごとについては、下の記事でまとめています。
包丁なし台所育児⑦ピザ作り
ホームベーカリーで出来上がった記事を伸ばしたあとに、具材を並べます。
最初は、用意した具材をピザ生地の上に、均等に散りばめることから始めます。1歳半頃からできると思います。
慣れてきたら、具材を包丁で切る台所育児もできるかもしれません。
台所育児は何歳から?おすすめの本は?
台所育児は子どもの成長に役立つ環境がいっぱいです。
台所育児は何歳からがオススメ?
台所育児の本をいくつか読んだところ、1歳から推奨の本もあれば、2歳から推奨の本もありました。
個人的には、しっかり一人で立つことができて、台所に興味を持ち始めた時期(1~2歳)が、台所育児の始め時ではないかと思います。
すぐに手を出して料理をしなくても、ママやパパがやっていることを一緒に横で見るところから台所育児はスタートすると思います。
実際に料理を始めるのは、子どもがやりたいと思った時期で、大人の話を聞ける2歳ごろの方がやりやすいかも知れません。
台所育児をするなら、この本がオススメ!
我が家は台所育児をスタートする時にこちらの本を参考にしました。
子どもが2歳だったのと、著者がモンテッソーリの教員ディプロマ保持者なので、おうちモンテの延長線で台所育児ができるかも、と思ったのがきっかけです。
可愛いイラスト付きで、こんな内容が書かれています。
✔ 2歳からできる包丁なしのレシピ
✔ 2歳からできる包丁を使ったレシピ
✔ 台所育児をする時の、親の心構え
特に、親の心構えは、モンテッソーリ的接し方のポイントも抑えられていて、親の学びも多い1冊です。
モンテッソーリのラーニングタワー:台所育児の環境作り
「ラーニングタワー」は、欧米ではよく耳にするようですが、日本ではほとんど耳にしません。
ラーニングタワーとは、いわゆる「足場」のことで、子どもの視線を大人に近い高さで見れるようにするものです。
ラーニングタワーのメリット
ラーニングタワーのメリットはたくさんあります。
メリット①料理中の子どもの相手が楽になる
乳幼児の育児あるあるなのが、食事準備中に足元をチョロチョロして相手が大変ということ。
ベビーゲートを設けたり、テレビを見せたりしたこともありますが、ひたすらママを呼んだり泣いたりすることも…
そんな時に、ラーニングタワーがあると、子どもはママの隣にいられて、料理の様子も興味津々で見ることができます。
メリット②子どもがキッチンで作業しやすい
キッチンは一般的に80~90cmくらいの高さがあるので、2段の踏み台・ステップを置いても、身長90cmの2歳児で、頭と肩が出るくらいしか高くなりません。
四方の支えもないので、まだしっかり立てない1歳児は踏み台を踏み外す可能性もあります。
その点ラーニングタワーなら、子どもでも作業できる高さに登ることができ、四方のガードもあるので、キッチンで作業ができる環境になります。
メリット③高い場所に登りたいという子どもの欲求を叶える
1~2歳は身体を思うように動かしたい時期で、高いところへよじ登りたい時期です。
ラーニングタワーは、高いところに登りたいという子どもの欲求を満たせるので子どもも好きな場所になりそうです!
メリット④子どもの学習機会が増える
高いところに登ることで、様々な新しいものが見えたり、台所育児に参加して料理の手伝いを自分でもやってみるなど、子どもの学習機会が増えます。
メリット⑤同じ高さの目線で話すことができる
子どもがラーニングタワーに登ることで、親と目線が近くなります。
親と目線を合わせることで、話を聞いてもらえる感覚も増すので、子どもが満足するかもしれません。
ラーニングタワーの様子
小さい子でも大人と同じ目線に立てます。
階段をよじ登ったり、つかまり立ちできる1歳前後から自分で登れます。
ラーニングタワーはどこで買える?
Amazonでも取り扱いがあります。
安く手に入れたい場合は、IKEAのスツールをDIYでリメイクすることも可能です。
包丁なし台所育児まとめ
子どもの興味を受け入れてやりたいを叶えられる台所育児。
台所をベビーゲートで区切って立入禁止にするのは、もったいありません。
台所育児は子供のやりたいを叶えて、発達をサポートする知育効果もあります。
1歳からでもできることは少しずつあるので、子どもが台所に興味を持ち始めたら、できることからやらせてあげるのがおすすめです。
ラーニングタワーがあれば、子どもが1人で登って、ママやパパのやっていることを観察することもできますよ。