オムツ替えやお風呂も言うとおりに動いてくれない
こんな悩みを解決します。
モンテッソーリ教室の先生のアドバイスもあり、モンテッソーリ教育に沿った接し方を続けた結果、イヤイヤ期でもあまり手を焼かずにコミュニケーションがとれています。
本記事を読むことで、イヤイヤ期の子どもとうまくコミュニケーションを取るヒントを知ることができます。
✔本記事の内容
・イヤイヤ期の子供と接するときに、意識したこと3つ
・イヤイヤしたときに効果があった、具体的な接し方5つ
辛いイヤイヤ期を乗り切る子供との接し方。モンテッソーリ教育で対策!
我が家も、子どもが2歳で主張が激しい時期。
でも、1歳から始めたモンテッソーリの子育てを続けたせいか、あまりイヤイヤ期で手を焼いたことがありません。
大の字で泣きわめいたこともなく、希望が敵わない時もある程度折り合いつけて、大人の話も聞いてくれます。
子どもを一人の人格として尊重する理念に共感して始めたモンテッソーリ教育ですが、イヤイヤ期にも効果あったと感じています。
実際に、モンテッソーリ教育のエッセンスから、イヤイヤ期を乗り越えるために、接し方で意識した点をまとめてみました。
イヤイヤ期を乗り切るために、子どもとの接し方で意識したこと3つ
モンテッソーリ教育を始めて半年以降経った頃で、子どもの主張が強くなり始めました。
その頃から、子どもの主張を受け入れるために、接し方で意識したことが3つあるのでご紹介します。
✔ 「自分は自分、ママとは別」という自我の芽生えを知る
✔ 「いつも同じようにやりたい!」こだわりを理解する
✔ 敏感期に沿った、環境作りや接し方をする
意識したこと① 「自分は自分、ママとは別」という自我の芽生えを知る
具体的に、1歳半〜2歳頃の子どもは、自分が母親とは別の存在だと気づき、自分にも意思があることを自覚し始める時期ということです。
生まれたばかりの赤ちゃんは、自分と母親は一心同体だと思っているらしく、離れると不安で泣き出します。
それが1歳ごろから一人歩きをし、母親から離れた所に行けるようになると、自分という存在に気付き、「自我」が芽生えるそうです。
すると、自分は自分なので、自立したいという思いが芽生え、主張をうまく言葉で伝えられないもどかしさもあり、イヤイヤという反応になります。
意識したこと② 「いつも同じようにやりたい!」こだわりを理解する
モンテッソーリ教育では、この「いつも同じであること」への強いこだわりのことを、「秩序」敏感期といいます。
常に同じ順序・やり方・パターンに強くこだわって、それをしようとする時期です。
✔ 物の置き場所(どこに何があるのか)
✔ 何かをする場所・時間(いつどこで何をするのか)
✔ やり方(どうやってやるのか)
✔ 誰のものなのか
✔ 誰がやるのか
2歳ごろ、子どもは食卓のどの椅子に誰が座るかをとても気にしていました。
ママの場所にパパがいると、パパをどかして「ママはここ」と指差し、いつも通りの並びで座らないと食べ始めません。
いつも通りの並びで座ると、安心してご飯を食べ始めます。
他にも
✔ 本を読むのは、ソファのこの場所
✔ 洋服や靴を指差して、「ママの」「パパの」と言う
✔ 順序ややり方、配置などにこだわりを持つ
など、いつもと同じ「当たり前」という安心を得ようとしています。
意識したこと③ 敏感期に沿った環境作りや接し方をする
✔ 片付けや食事が終わったら、食器を片付ける
✔ ご飯を食べるときに、自分でスプーンを持ってくる
など、いつも同じ順序で大人も動くことで、子どもも決まった行動パターンで動いてくれるようになりました。
「もうすぐご飯だよー!」と声をかけるとフォークやスプーンを自分で取りに行きます。
「自分で取りに行けたね!」と認めてあげると、嬉しそうにします。
常に同じやり方・配置・順序・パターンを維持できるように、環境を整えたり、接し方を統一したりすることで、自発的に行動してくれるようになりました。
イヤイヤ期の子どもがイヤイヤしたときに工夫した、具体的な接し方5つ
子どもがイヤイヤした時に、工夫した接し方が5つあるので、それらについてまとめてみました。
✔ まずは、子どもの意思を受け止める
✔ いつも通りのやり方で行う・いつも通りの配置にする
✔ いつも通りが難しい場合は、あらかじめ言葉で伝える
✔ 新しいことをする前は、事前にアナウンスする
✔ 子供を尊重するのが難しい時は、受け止めた上で説明する
接し方① まずは子どもの意思を受け止める
イヤイヤ期の子供は自我が芽生え始めて、自立したいという思いがある事を知ったので、接し方も工夫してみました。
まず、子供の意思や希望・主張を叶えるのが難しくても、いきなり「今はダメだよ!できないの」と否定から入るのをやめました。
まずは子供の意思を受け止めて「そっか、◯◯がしたいんだね」と肯定から入ると、その後の大人の話をある程度聞いてくれるようになりました。
実践してみて思ったのですが、これはやるのとやらないのとではかなり差がありました。
なぜなら否定から入ると、子どもは「自分のことを理解してもらえない!理解してもらいたい」ので、ますます必死に自己主張をしたりイヤイヤしたりするからだそうです。
最初に受け止めると、希望が叶わなかったとしても、「自分のことを理解してもらえた」という安心感がうまれ、大人の話も聞いてくれるようになります。
1回で聞いてもらえるとは限らないので、何度か気持ちを肯定してあげると、次第に落ち着いて話を聞いてくれるなと思いました。
接し方② いつも通りのやり方で行う・いつも通りの配置にする
子供を安心させる方法で、いつも通りのやり方・配置にするのも簡単な方法です。
他にも、起床時間がずれたり、朝パパが起きてこないと休日といつもと違って勘違いするので、保育園に連れていくハードルが上がります。
なので、基本的には、平日も土日も同じ時間に起きるようにしています。
接し方③ いつも通りが難しい場合は、あらかじめ言葉で伝える
いつも通りの方法ができない時は、あらかじめ理由を説明した上で、いつもと違うけどごめんね、と声がけしています。
子供も「あれ、なんか違う」と思っても、事前アナウンスして、子どものことも尊重している分、あまり騒がないでくれています。
接し方④ 新しいことをする前は、事前にアナウンスをする
事前アナウンスと近いですが、新しいことをする・新しい場所に行く時も、事前に声かけするようにしています。
1歳1~5ヶ月まで通ったモンテッソーリ幼児教室を、保育園始まった頃に一旦お休みしていました。
2歳になって再開した時、初めは事前アナウンスしなかったので、教室行くたびに激しく泣いてしまい、収まるまで30分ほどかかってしまいました。
先生からのアドバイスを受けて、翌週から事前アナウンスしておくことで、少し心の準備ができたのか、その後は泣かずに通えるようになりました。
接し方⑤ 子供を尊重するのが難しい時は、意思を受け止めた上で説明する
我が家も、いつも子供の意思や希望を尊重して、その通りにしてあげられるわけではありません。
そういう時は「そっか、◯◯ちゃんはあれがやりたかったのね、あそこに行きたかったのね」と、まずは子供の意思を受け止めます。
それから、今はできない理由を説明し「今度一緒に◯◯しようね」と約束して、その約束を守るようにしています。
まとめ
今回ご紹介した、5つの接し方の工夫で、うちの2歳の子とのコミュニケーションはだいぶ円滑になりました。
あとは「〜してもいい?」と事前に確認すると、自分は尊重されていると実感できるので、この対応も効果がありました。
最後に、イヤイヤ期の子どもとの関わり方で、参考になったモンテッソーリの書籍をご紹介します。
少し工夫するだけで、イヤイヤ期の子供との関わり方が改善するかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。